イルカの気持ち

イルカの気持ち

1度イルカの魅力にはまったら、仲良くしたいと思うことでしょう。そのためには、イルカがどんな環境で生活していて、どんな動物なのかということを知らなければなりません。また、どのような関わりを持っていけばよいのかについても考えていきたいと思います。

イルカのデータ

イルカはクジラと同じクジラ目で、小型のハクジラ亜目をイルカ、大きなハクジラ亜目とヒゲクジラ亜目をクジラといいます。

和名:海豚
分類:哺乳類クジラ目ハクジラ亜目(マイルカ科・ネズミイルカ科・カワイルカ科)

体長:約1.9m~4m
体重:約150~650kg

餌:さんま・ししゃも・あじなどの魚・イカ・タコ
会える場所:水族館・専門施設・海

イルカについて思うこと

イルカを直接見たことがある人も、テレビや本でしか見たことがない人も、イルカに対するイメージは持っています。けれど、見ただけでは漠然としてわからない「何か」を感じる人もいるのではないでしょうか。

イメージ

・目に見えない力を持っている
・癒される
・賢い
・水族館の主役

疑問

・何でイルカは人懐っこいの?
・イルカってどんな性格をしているの?
・イルカにはストレスはないの?
…などなど。


生活

イルカは、自分たちが過ごしやすい海で結婚をしたり子育てをしたり、自然の厳しさを乗り越えながら暮しています。昔は警戒心が強く、あまり人になつきませんでした。

現在のように人懐っこいイルカが現れたのは、人間と命のやりとりをしていくうちに世代交代を繰り返し、人間は安全だと認識したからなのかもしれません。

けれど一方では、人間の生活排水によって海が汚れ、イルカの生態や生活を脅かしています。直接イルカに危害を加えなくても、こうして海を汚すことによって、イルカの信頼を裏切り、棲める場所を奪っているのです。


年表

イルカには古くからたくさんの神話や言い伝えがあり、食糧や燃料、装飾品にするなど人間と深いつながりがありました。しかし近年では大量捕獲や座礁という問題もあります。これらのことから私たちは、イルカからのメッセージを真剣に受け取らなければなりません。ここではほんの一部を紹介します。

1978年:アメリカで初めてイルカセラピーが行われました。未知の可能性に期待が寄せられました。
1983年:石川県熊都町で縄文時代のイルカの骨が発掘されました。このことにより、縄文時代にはイルカ漁が行われていたことが明らかになりました。
1988年:ジャワ島南西沖で転覆した船の乗組員を、イルカが近くの島まで誘導しました。
1989年:オーストラリアで第1回国際イルカ・クジラ会議が開催されました。イルカやクジラだけではなく、環境や人間の生き方についても広い範囲で考える会議です。
1996年10月21日:イルカ漁によってたくさん捕らえられました。
1999年10月14日:再びイルカ漁によってたくさんの捕らえられました。このことによってイルカを食糧とすることに疑問が持ち上がりました。
2004年11月:沖縄県で、尾びれを失ったイルカに人工の尾びれをつけることに成功しました。
2005年2月4日:ニュージーランドの海岸で、サメに襲われていた人をイルカが救助しました。
2006年9月:千葉県でイルカの大群が座礁しました。
2006年11月:和歌山県で足のあるイルカが発見されました。
2007年:国連によって国際イルカ年と定められました。


イルカが伝えたいこととは?

イルカのことを知らなければ「何故起きたのか」「どうしたら良いのか」判らないことだらけです。生態やあまり知られていない特殊行動、棲む環境はどのようになっているのかなどを知り、人間とイルカがどのように暮らしていけるのかを考えていきたいと思います。

コンテンツ

イルカはこんな動物
イルカの体・能力 イルカの進化の過程イルカの生涯
イルカの面白い生態
イルカのエコーロケーションイルカが人命救助イルカの凶暴性
イルカの人間との関わり
イルカの捕獲・混獲 イルカの集団座礁とは軍用イルカとは食用としてのイルカ
イルカとの共存
イルカの棲む地域イルカを助けるイルカとふれあう
イルカコラム
イルカの1日 イルカと遊ぼうイルカショーに見るコミュニケーション


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